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ちょっと一杯飲みたい気分 オトナ女子のための安心ひとり飲み in恵比寿

自分にご褒美をあげたい夜に。ほんの少し、勇気が要るけれど、憧れる大人の息抜き法。 モデルの落合沙織さんがゆく、女子のひとり飲みの様子をお届けします。

今宵、導かれるようにたどり着いたのは、バル激戦区の恵比寿。
カジュアルにお酒とお料理を楽しめるスペインバルを探しに、駅から目黒方面へと歩いて行きます。



5分ほど歩いて、ピーンとアンテナが反応したのは、赤く優しく灯るネオンの看板が目印の『Bar de Ollaria(バル デ オジャリア)』。



あれ?落合さんより先に、ガリタさんもこの場所に訪れていたようですね!



中へ入ろうとして、扉に、湯気を立てたお米の絵があることに気がつきました。 なぜ、お米? その意味は、後にご説明します。



店内はこんな様子。海外にいるような、赤がベースのレンガ造りの内装に、よく手入れされ、ピカピカに磨かれたカウンターが構えています。こぢんまりとした空間まで完璧。一歩足を踏み入れただけで、ひとり飲みにぴったりのお店だと直感するはず。



黒板のメニュー表が、カジュアル感を演出します。そう、この肩肘張らない雰囲気も、女子のひとり飲みに欠かせないポイント。



その中で目についたのが、「シェリーおためしセット」の文字。3種類の異なる味のシェリーを、500円で楽しめるというメニューです。
「シェリー酒って飲む機会がなかなかない。ちょっと気になる」と、目を輝かせた落合さん。今回相棒にするお酒は、シェリー酒に決定。



実は、バル デ オジャリアは、世界認定を受けるほどのシェリー酒を揃えることで有名。
シェリー専門ソムリエが常駐し、飲み方をレクチャーしてくれます。
500円のワンコインメニューを設けたのは、日本ではそれほど浸透していない、シェリー酒の素晴らしさを知る入り口になれば、という思いから。以前はバーテンダーの職に就いていた店長の横尾さんも、働いていたバーでシェリー酒に出会い、その深みにすっかりと魅了されてしまったそう。



バーデンダーを骨抜きにしてしまうお酒。そんな話を聞けば聞くほど、期待感は膨らみます。
そうしてグラスに注がれたのが、この3種。左の色の薄いものから順に、すっきり辛口のフィノ、コクある辛口のアモンティリャード、濃厚な甘口のクリーム。



ケーキのようにかわいい、お通しも到着しました。これは、真鯛のパテ。「こちらには、フィノをどうぞ」と横尾さん。白身魚などのさっぱりしたお料理に、フィノはよく合うのだそう。落合さんは「ワインよりもすっきりしていて、酸味が好き」とのこと。



続いて、手際よく削がれた生ハムがテーブルに並びます。



「生ハムに合わせていただきたいのはアモンティリャード。この3種類の中では、一番人気のシェリー酒です」と進めていただき、ゆっくりと口に含む落合さん。最後は、デザートのように甘く、魅惑的なクリームを味わったあと、「同じシェリー酒でも、全く味が違うんですね」とびっくりした表情に。



スペイン風オムレツ、ワカサギ、オリーブのマリネなどの冷菜のタパスの盛合せをつまみに、まだまだシェリー酒を飲み比べ。



お料理とシェリー酒の組み合わせについての感想は「個人的には、チョリソーとアモンティリャードの組み合わせが一番好きですね。旨みがぎゅっと凝縮されていて、お酒が進みます」と笑顔で答えてくれました。



おなかもだいぶ膨れてきた頃ですが、スペインバルに来て、アヒージョを食べずに帰るわけには行かない! 甘海老のアヒージョは、海老の味噌がガーリックオイルに溶けて、とろりとした濃厚なお味に。
「おすすめのお酒は?」と聞くと、意外にも、スパークリングワインが差し出されました。
「スパークリングワインは油を切るので、実はとても相性が良いんですよ」と言われて納得。



まるでウィキペディアのように、どんな質問にも答えてくれる横尾さんのトークも、カウンターでお酒を飲む楽しみを倍増させてくれました。
シェリー酒は、他のどんなお酒よりも、味の対応性に優れているのだそうです。食前酒としてや、料理とのペアリングを楽しむ食中酒として。はたまた、デザート感覚で飲んだり、カクテルに用いられることもあります。
また、国によってそれぞれ違った飲み方をしているのも、シェリー酒の面白さ。 お酒にはそれぞれ、一番マッチする料理というものが開拓され尽くしているものなのだそうですが、幅広いお料理に合うシェリー酒については、まだまだ試す余地が残されており、知られざる世界が広がっているのだとか。

これまで、様々なお酒を楽しんできた落合さんですが、シェリー酒と出会い、新しい発見に胸をときめかせていた様子。
お料理とお酒の相性を意識しながら楽しむ食事は、これまでのひとり飲みともまた違った面白さがあったようです。



それでは最後に、例のお米の絵についても答え合わせを。店名であるバル デ オ ジャリアとは、「オジャを食べさせる場所」という意味で名付けた造語。オジャとは、古くはスペインの作家、セルバンテスの小説「ドン・キホーテ」にも登場する煮込み料理のことで、日本のおじやの原型とも言われています。



もちろん看板メニューはオジャ。「メロッソ」は、エビ、ムール貝、あさり、カニ爪、イイダコ、タラ、イカの7種の魚介の出汁でお米を煮込み、それぞれの旨味が混じり合うハーモニーに心を打たれる一品。(2人前)
誰かを連れてスペイン料理を楽しむときは、必ずオーダーを。絶対に損はさせません。

バル デ オジャリア 恵比寿店
住所:渋谷区恵比寿1-22-23 ヴェラハイツ恵比寿 1F
電話番号:03-5420-0936
営業時間:17:00〜23:30(L.O23:00)
HP: http://ollaria.com