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カレーときどき村田倫子 #7 ウミネコカレー


—お気付きでしょうか、皆々様。
本連載、今回はズバリ、2016年のカレー納めとなる回なのです。
ここは我らが隊長村田倫子の出番!
歳末記念回として、いつもとちょこっと手法を変えて、誰よりカレーを愛する隊長にペンを託し、締めくくってもらいたいと思います。
念願だったウミネコカレーさんについて、いつにも増してカレーイヤーとなった今年について、倫子隊長お願いします!



2種のカレーに、ターメリックライスのグラデーション。
写真を撮りながら、すでにうっとりしてしまった一皿。
これよ、これ!
やっと来れました、ウミネコカレー!


今や、カレー特集となればスタメンか!の如く、お目にかかれるウミネコさま。雑誌の表紙も飾るそのカレーの美しさに、業界も一目おいてる存在。
(あ、この場をかりて一言申し上げたいのですが…
わたし、ずっと前から目つけてたもんね!
は、流行りにあやかったわけじゃないのよ!! よし、すっきり!)
まぁ、そんなわけで、私の中でカレーのアイドル、念願ウミネコカレーなのでございます。



場所は、閑静な住宅街が広がる西永福。
少し大きめの路地裏に佇むマスタードイエローのドアが目印です。
外観から、その雰囲気の素敵さに、ひとしきりうっとりしました。



扉を開けると、オーナーの古里さんが友人のイラストレーターやデザイナーと手がけた可愛らしい店内の温かみに、思わずほっこり。
(センスの良い人の周りには、これまたセンスの良い人が集まるのですね…)



気になっていた、チキンカレーとヒヨコ豆カレーのハーフ&ハーフと、チャイをオーダーしました。
迷っている時間、待っている時間のこのワクワクもカレーの楽しみの一つです。



念願のあのカレーがついに目の前に!
半分がチキン、半分がお豆。1回で2種類が楽しめるのも贅沢です。
見た目から楽しいカレーは、スプーンがサクサク進む甘くマイルドな味。でも、ちゃんと後から優しく広がるスパイスの香りと辛さ。
これがまたクセになる。



チキンカレーとヒヨコ豆カレーの2種盛り(サラダ付)\1,200円 チャイ\400円


量もしっかりあるのに重くなくて、最後まで美味しくペロリといけちゃいます。
なんて表現したら良いのだろうか。
極端に言ってみれば、軸はインドカレーなのですが、口馴染みの良い家系のカレーとスパイスの良いところが上手く合わさって、ぎゅっと凝縮されているような一皿。
つまり…カレーのいいとこどりなのです!



こりゃ万人に愛されているわけだ!
と、やっと自分で味わえて、改めてウミネコカレーの人気に納得しました。



空間もお口も癒されるウミネコカレー。
オーナーさんが活動しているバンド、uminecosoundsの優しいサウンドにもぴったりです。



カレー連載をはじめてから、常々感じることは、カレー好きの周りには温かい人脈が広がっているということ。どのオーナーさんの話を聞いても、胸を打たれる。人と人との素敵な繋がりからのハートフルなお話が本当に多いのです。

今回のウミネコカレーさんも、オープンに向けてたくさんの人たちが、お店づくりに携わってくれたと話してくれました。
しかも、偶然にもこの時、イラストと内観のデザインに携わられたイラストレーターさんにも会えたのです。
カレーが導く、ミラクルラッキーな出会いに感謝!



そして、お店を出すまでの道程もなかなか興味深い。(全然カレーとは懸け離れたお仕事をされていたり、斬新なきっかけから発端するパターンが以外と多かったり、、、)
その温かみや経緯がそれぞれのお店の一皿の形になっていると思うと、またカレーの楽しみ方も広がるのです。



せっかく、好きなカレーを食べに行くのなら、そこのオーナーやスタッフさんとのコミュニケーションをとるのがオススメですよ。
予想外の面白い話が聞けちゃうのだから。



そんなこんなで、今年は特にカレーを食べ倒した一年でした。
余談ですが、私は熱しやすく冷めやすいタイプなので、こんなに一つのものに心血注いでるのは珍しいのです。
食べれば食べるほどカレーに魅了されていく…。
カレー愛は底をしれません。
来年も、引き続きがんがんカレーを愛していくので、
連載もお楽しみに!
2016年おつカレーさまでした。
みなさんよいお年を。



 

ウミネコカレー
住所:杉並区永福3-55-3
電話番号:070-6972-3103
営業時間:11:30〜15:00(L.O.14:30)/18:00〜21:00(L.O.20:30)
定休日:月曜日
※火曜日はランチのみの営業


【スタッフによる編集後記】
ウミネコカレー、いかがでしたでしょうか?
大切な人を連れて行きたくなるような、一人の時間を過ごすのもまた良いような、素敵な空間。
そして、マイルドとスパイシーが程よく織り交ざった一皿。本っ当に美味しかった!!その居心地の良さに、取材にもかかわらず、つい長居してしまいそうになりました(笑)。本年のカレー取材を締めくくるにふさわしい、素敵な素敵なお店でした!(絶対にまた行きたい!!)

そして、今回は、歳末特別回として、本文を倫子ちゃんに書いてもらいました! 倫子ちゃんから送られてくる原稿はいつも、カレーへの愛と冒険心が満ちていて、読んでいて楽しい。
好きこそものの上手なれ。昔の人は、つくづく、言い得て妙な言葉を生み出してくれたものです。
年内最後の取材日、倫子ちゃんはスタッフみんなに、オススメのパウチカレーをプレゼントしてくれました。(スーパーとかには売ってない珍しいやつ!)その優しい心遣いと最高のチョイスに感服。
倫子ちゃんと逸品の数々のおかげで、私たちスタッフ陣も、確実に連載前よりもカレーが大好きになりました。
私たちにとっても、この2016年はカレーイヤー。
幾つになっても、何かを好きになることって、初めての体験があるって、本当に嬉しいことです。

「カレーときどき村田倫子」
5月から始めて、7つのお店に行きました。
その見た目につい笑顔が溢れる日も、本格的なスパイスに涙する日もありました。美味しくて心の中で叫んだ日もありました。嬉しくて心の中で小躍りした日もありました。
本年、この連載にご協力してくださったお店の皆様、読んでくださった皆様、そして、野菜にお肉にスパイス…その一皿に関わってくださった皆々様!お世話になりました。
倫子ちゃんのカレー愛、まだまだ底しれません。
来る2017年も、よろしくおねカレーします!!


Navigator&text:Rinko Murata
Photo:Kayo Sekiguchi
Edit:Namiko Azuma
Text:Miiki Sugita